暖冬とはいえ、やはり寒さ厳しい令和2128日火曜日、元号が令和になって初めての顕彰式典・新年交歓会がホテルカデンツァ光が丘で開かれました。顕彰式典は、昨年、府中の森芸術劇場で開催された東京更生保護事業関係者顕彰式典で表彰された方々を、練馬区保護司会としてお祝いする式典です。

第一部の顕彰式典は、見米元秀副会長による司会と開会挨拶で始まり、物故者に黙祷を捧げました。風祭喜久夫会長は、「本年は、再犯防止の原点とも言える“社会を明るくする運動”の70回目を迎える年。安全・安心な地域社会を作る為に、地域の連帯と人の絆で、過ちを犯した人が立ち直りできるよう、再犯防止推進計画の重要性をしっかり認識し、更に勉強をしていきたい。」と挨拶をされました。

 

マイクが小柴初江総務部長に移り、第一部顕彰式典が始まりました。東京保護観察所長宮田祐良様と東京都保護司会連合会副会長仙浪博一様より、表彰状と記念品が次の方々に贈呈されました。また、風祭会長より、練馬区保護司会からの記念品が贈呈されました。

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      表彰後、来賓のご挨拶をいただきました。

 

東京保護観察所長宮田祐良様は、「今年は、社会を明るくする運動70周年の節目の年、『地域コミュニティ』がキーワードです。更生保護の理念である、過ちを犯しても立ち直れる、支え、支えられる自助・共助の関係を地域の中に作っていくことが望まれます。」と、また、東京都保護司会連合会会長森久保康男様(代読副会長仙浪博一様)は、「オリンピック・パラリンピックの本年、国、地方公共団体、民間が協力連携して、地域の状況に応じた再犯防止推進計画に取り組み、世界一安全・安心な東京での開催を目指しましょう。」と、挨拶されました。

 

練馬区長前川燿男様(代読福祉部管理課長吉岡直子様)は、「練馬区においても安全・安心なまちづくり、区民の皆様が安心して暮らせる練馬のために、今後も一層、練馬区保護司会との連携を密にして参ります。」と、また、練馬区議会議長上野ひろみ様は、「保護司の方々の更生保護事業への熱意が、犯罪・非行のない社会、練馬の安全・安心なまちづくりに大きな役割を果たされています。」と挨拶されました。

 

東京少年鑑別所長小林万洋様は、再犯防止推進計画のもと、再犯防止・更生支援という課題に取り組むことの大切さを、少年院を2度経験した方の立ち直りの紹介を交えて話されました。

 

来賓祝辞に続き、受彰者代表として法務大臣表彰された小西繁行氏より謝辞が述べられました。

 

緊張感の中にも表彰された皆様の笑みに包まれ、会は滞りなく進んで第一部が終了し、表彰された皆様の記念写真の撮影となりました。

 

 第二部の新年交歓会は、玉置方里副会長の司会で始まりました。会長挨拶後、社会福祉協議会会長大江義宏様と町会連合会会長加藤政春様のお二人からご祝辞をいただき、続いて、長く保護司会活動に携わり、引退をされた3名の方(加藤政春様、須永敏夫様、藤田一代様)に、風祭会長より、感謝状と記念品が授与されました。

 

テーブルに祝宴の飲物が置かれ、会友の会会長小林利生様に乾杯のご発声をいただきました。途中、須永敏夫様が退任者を代表し、18年間の保護司体験を交えてご挨拶をされました。寿ぎの美酒や、いろいろな料理を楽しみながら、和気藹々と懇談の時を持ち、楽しい一時もあっと言う間、見米副会長の中締め、元練馬区保護司会会長山本茂生様の閉会挨拶で、新年交歓会はお開きになりました。

 

昨年は、更生保護制度70周年、本年は、社会を明るくする運動70周年の節目、新たな一歩を踏み出す年とも言えるでしょう。社会で躓いた子が、地域の力を借りて起き上がっていける、1件でも犯罪が減っていく、そんな1年を目指して参会者一同が気持ちを新たにすることができた新年交歓会でした。

 

表彰された皆様、これまでのたゆまぬご努力と地域への貢献に敬意を表させていただきますとともに、心よりお祝い申し上げます。誠におめでとうございました。

 

なお、第69回社会を明るくする運動表彰に関し、次の方々に対して東京保護観察所長感謝状がすでに授与されていますので、ご案内いたします。

 

ž  大井颯人君(練馬区立石神井西中3年時)

   ž  鈴木悠君(練馬区立上石神井中3年時)

   ž  桂文治様

   ž  NPO法人みんなのダンスフィールド

   ž  よさこい藤連人

                              (広報部 小泉 眞理子)