令和元年7月5日  前川区長と練馬の未来を語る会

 

 

 

令和元年75日金曜日1330分より、更生保護サポートセンターに前川燿男練馬区長をお迎えし、練馬区保護司会からは風祭会長以下15名が参加し、語る会が開催されました。臼井素子公聴広報課長の司会により進められた会の概要は次の通りです。

 

 

区長:区長に就任して5年が経過した。その間、政策の推進・区役所の改革・区民参加を推進してきたが、区民参加が一番難しい。特に保護司会のような職能団体の参加が進んでいないので、皮切りに練馬区保護司会との語る会を開くことにした。

 

保護司会:保護司充足率が56.8%で都内最下位である。保護司の人脈頼りに声を掛け尽くしたが、なかなか新任を確保できない。荒川区では区長からの声掛けで、区の職員7名が保護司になり、力を発揮していると聞くので、練馬区でもお願いしたい。区の職員が保護司になれば、地域と保護司のパイプ役としてシナジー効果が期待できる。

 

区長:区の職員が保護司になることに問題ないか検討し、協力したい。

 

保護司会:東京都の再犯防止推進計画(案)が出されているが、練馬区でも計画策定のための検討会を立ち上げて貰いたい。昨年10月に国からの説明会が区役所にあったと聞いている。

 

区長:これから始めるという段階で、まだ具体的に動き出していない。実体的内容がある計画でなければならないので、区長としても推進する。

 

保護司会:サポートセンターを開設していただいき5年経ったが、活動拠点として大変助かっている。ただ、第45分区からは遠く、面接場所として不便なので、会議や面接に利用できる場所を更に確保していただきたい。

 

区長:固定的に利用できる場所が必要か。

 

保護司会:対象者の面接は時間的変更が多く、夜間になることも多いので、固定的な場所が必要である。地域集会所は、夜9時まで使用できるので都合が良いと思う。

 

区長:区と保護司会の連絡会を作って、継続的にこれらの問題に対応していきたい。

 

 

この他、区長より、痛ましい児童虐待を防止するために区の子ども家庭支援センターによる子どもと保護者に寄り添う支援と、都の児童相談センターによる専門的広域的な支援との緊密な連携が重要だ、というお話がありました。

 

区長と保護司会が直接懇談することができ、大変有意義な意見交換会となりました。

(広報部 石田 良三)

<本記事は、練馬保護司会報第244号(令和元年101日発行)に掲載しました。>