令和元年 定時総会

令和元年の練馬区保護司会定時総会は、527日(月)午後2時より、区民・産業プラザ3階ココネリホールにて行われました。

小柴初江総務部長の司会により開始し、冒頭、更生保護活動に尽力された物故者に対する黙祷が行われました。

はじめに窪寺孝会長は、ご来賓、各関係の方々へのお礼の挨拶の後、平成30年度版再犯防止推進白書から再入所者の数値が最近減少傾向にあることを引用され、再犯防止の推進のために、黄色い羽根運動を通した犯罪・非行の無い地域社会を目指すことが重要であり、保護司会としてこれに協力していきたい、と述べられ、また、一期2年間の感謝の言葉を述べられました。

 

続いて前川燿男区長は、次のように挨拶されました。

練馬区の人口が73万人を超えるなか、6年目の区政として「改革練馬第2章」を全力で推し進めているところであり、練馬区をより魅力的な街にするために、道路・鉄道の整備、農地・緑地・公園の更なる整備、福祉・医療サービスの充実を図りたい。こうした積極的な区政展開ができることは、保護司の方々による、地域の中で青少年の健全育成を始めとする地道な活動があるからだ、と確信している。これからも練馬区の未来のために、共に力を合わせて発展させていきたい。

 

次に、東京保護観察所長宮田祐良様の祝辞を、小林淳雄次長が代読されました。

まず、ご来賓、関係各位、保護司への日頃の尽力のお礼の言葉の後に、現在、全国で再犯防止推進計画の策定が進められているが、東京都においても区市町村の実情に合わせた推進計画の策定が進むことを期待している。また、安心・安全な社会に向けて、保護観察所としても関係機関との連携を深めて行きたい。今年は、更生保護制度施行70周年の年でもあり、犯罪や非行の無い、明るく安心して暮らせる東京都、練馬区を実現するために、保護観察所として努力して行きたい。

 

続いて、司会者より総会の成立に必要な定足数が満たされていること(総数83名、出席64名、委任状6通)が報告された後、第4分区の白石好孝氏が議長に選出され、本総会の議事に入りました。

 

まず、第1号議案(平成30年度活動報告)、第2号議案(平成30年度決算報告)および第3号議案(平成30年度監査報告)の説明が総会資料に基づき責任者によりなされ、続いて3議案の決議に移りました。その結果、全議案につき満場一致で承認されました。

 

次に、第4号議案(令和元年度活動計画(案))、第5号議案(令和元年度予算(案))の説明が総会資料に基づき責任者によりなされ、続いて2議案の決議に移りました。その結果、全議案につき満場一致で承認され、新年度の活動計画と予算が決まりました。

 

議事の最後は第6号議案(令和元年・2年度役員改選)であり、小西繁行役員推薦委員長より役員候補選出の経緯等の説明がなされ、決議に移りました。その結果、候補として紹介された全員が満場一致で選任され、今後2年間の新役員が決まりました。(カッコ内の数字は所属分区)

 

 会長  風祭喜久夫氏(2)

 副会長 伊藤良政氏(1)、見米元秀氏(4)、玉置方里氏(5)

 監事  神美惠子氏(1)、石田良三氏(3) 

 

<分区長>

 山賀博通氏(1)、浅見貴弘氏(2)、栗原正樹氏(3)

小西繁行氏(4)、井口正樹氏(5)

 

<専門部長>

 小柴初江氏(総務部)、篠順三氏(研修部)、風祭喜隆氏(地域活動部)

澤重信氏(広報部)、田中穂積氏(社会資源開拓推進部)

 

以上で全ての議事が終了し、令和元・2年度の新役員の紹介がなされた後、風祭新会長より次の挨拶がありました。

窪寺会長よりバトンを引き継いで頑張って行く。特に来年は、第四ブロック保護司組織運営連絡協議会の当番区が練馬区である。こちらに照準を合わせて、早く業務に慣れたい。練馬区保護司会が和やかな会となるように運営していくので、よろしくお願いする。

 

新会長の挨拶の後に、窪寺前会長への花束贈呈がありました。

 

この後、東京少年鑑別所の小林万洋所長より、保護司活動への謝意の後、次の挨拶がありました。

東京少年鑑別所では、非行や犯罪について困っている方々への支援業務を行っている。例えれば、少年院が医療の分野で病院だとすれば、少年鑑別所は、言わば人間ドックのように、どこに問題点があり、どのように手当をすれば改善するかを見つける、言わば地域の「かかりつけ医」のような役割である。この支援業務への依頼が非常に増えており、東京拘置所の一画に分室を設け、新たな取組を進めている。今後も、地域に開かれた少年鑑別所としての役目を進めて行く所存である。

 

最後に、来賓である平田和英主任保護観察官および森陽一主任保護観察官のお二人を紹介し、見米元秀副会長の閉会のことばをもって、総会は終了しました。

 

総会終了後、同会場で、玉置方里副会長の司会のもと懇親会に移りました。

 

まず、風祭喜久夫新会長が「和やかさを大事にして運営していきますので、ぜひよろしくお願いします。」という旨の抱負を述べられました。

 

次に、東京保護観察所の小林淳雄次長から、保護司と観察所との連携が大事である旨の挨拶があり、この後、会友の会の野木惣市氏の音頭により、乾杯となりました。

 

乾杯の後、新任の平田和英主任保護観察官(第1分区から第4分区担当)と森陽一主任保護観察官(5分区担当)のお二人より挨拶をいただきました。次に、窪寺孝前会長より、「重責の会長職を、皆様のご協力を得て、無事に任期を終了することができたこと、心より感謝いたします。」という旨の退任挨拶があり、続いて、会友の野木氏より新会友の紹介、会友の方々より現況報告を兼ねた挨拶がありました。

 

この後は、和やかな雰囲気の歓談タイムでしたが、最後に、伊藤良政新副会長のウイットに富んだ挨拶と三本締めにより、懇親会は閉会となりました。  

(広報部)