保護司活動ICT化に関するお願い


 (1) 国でもデジタル庁が発足し、今後、各種の行政事務のデジタル化・ICT化が強力に推進されていくと思われます。保護司活動のICT化もこの一環と考えられますが、ただ、「急にそんなことを言われても困る」「とてもできそうにない」「取り残される」「今のままで何ら不自由はない」といった懸念・危惧等から、「急速なICT化に順応できない」、「できれば対応したくない」といった方がおられるかもしれません。

 

 したがって、ICT化を円滑に進めるためには、そのような方の意識を変化させるためのメリット等の広報、使いやすいホームページの作成、ICT機器をうまく利用できるための十分・適切な研修、さらには利用開始後の適切なメンテナンス等が必要と考えられます。推進される側には、これらのための十分な対応をお願いする次第です。

 (2) いっぽう利用する保護司の方でも、「習うよりは慣れろ」といった心持で前向きにチャレンジしていくことも大事ではないかと思われます。ICT機器はうまく使えるようになるととても便利であり、保護司活動の省力化・効率化に寄与することは間違いありません。また、専用HPの利用を通じて得られたスキル等は、保護司活動以外の活動の場面でも広く活用できるものと思われます。

ところで、すでに馴染みになりつつあるZoomシステムを利用した分区会やLineシステムを利用した分区会連絡網の作成・利用等は、身近な保護司活動のICT化の例です。

今般のコロナ禍の中で、スマホやタブレットを利用してこれらのICT化に対応する中で、最初は戸惑いがあったものの次第に慣れてこられた方が多いのではないかと拝察いたします。

ということは、スマホ・タブレットが使えれば、保護司専用ホームページの利用もそんなに手ごわいものではない、思ったより簡単にできる、ということですね! 

  スマホやタブレットはミニコンピュータといえますので、PCでの対応も同じだろうと考えられます。

(3) 最後に、令和3年度ブロック別協議会の協議題は「保護司活動のICT化」となっており、この場でいろいろな協議がなされることと思います。

 各保護司会の現状等を踏まえての活発な協議がなされ、ICT化を推進する上での問題点がうまく集約され、適切な対応策が見出されることが、今般の保護司活動のICT化を進めていく上で役立つものと期待されます。

(練馬区保護司会 東保連ICT化推進担当保護司 20218月)